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2.教育改革の推進
子どもたちは未来を託す大切な人材です。学校が子どもの人間性と社会性を育む場として、その役割を十二分に果たすためには、教育カリキュラム、指導体制そして学習環境などの改革が必要です。とりわけ、緊急課題となっている「学校の安全」「不登校・いじめ・心の問題」などの解決には学校現場だけでなく家庭、地域、行政機関などとの連携が不可欠です。また、児童・生徒の学力の向上、学習遅れへの対応、さらに国際性・社会性などを培う新たな視点の教育も求められています。 一方、多発する少年犯罪の根底に潜む子どもの未熟な心、いびつな心のあり様は、日本の教育のひずみを現しているともいえます。こうした深刻な課題を解決し、わが国だけでなく世界に貢献しうる人材をどれだけ排出できるか、そのカギが人間に視点を据えた今後の教育改革にかかっています。 (1)義務教育、高校教育の制度改革による新たな形態の教育を進めます 1.「認定こども園」など幼稚園と保育所の垣根をなくした教育を推進します 2.幼少連携教育、小中一貫、中高一貫教育を効果的に推進します 3.学校の積極的な情報公開と選択制の促進をはかります 4.新たな教育改革への対応、学校教育指導の充実、保護者負担の軽減のために義務教育予算の増額をはかります 5.中学・高校にキャリアカウンセラーの配置を推進します (2)一人ひとりの学力に応じた基礎学力の向上、教育指導内容の充実、豊かな人間性の育成に力を注ぎます 1.35人を超える学級については、教科別少人数指導やチームティーチング対応教員を配置し指導の充実をはかります 2.学力に応じた習熟度別指導を推進します 3.放課後及び土曜日に学校責任としての補習授業を展開します 4.2学期制の導入を推進します 5.道徳・保健・総合的学習での指導・活動内容を体系的にカリキュラム化し、豊かな人間性を育む教育を推進します 6.部活動の充実に向け指導者確保などの支援策を講じます (3)国際性、社会性、職業選択力などを培う学習内容に力を入れます 1.小学校では教科としての英語授業を、中学校では英会話を重視した指導内容を推進します 2.総合的学習や生活科などの時間を利用し、職業的体験や知識、社会保障法律教育、ボランティア教育などの充実をはかります 3.パソコンやインターネットを活用した学習方法を適切に指導するとともに、教育の情報化を推進します 4.学校図書館機能の充実と司書教諭の完全配置、及び読書力の強化を推進します (4)教師力の向上とサポート体制を充実させます 1.教職大学院制度の創設を促進するとともに、大学での教職養成課程認定制度の見直しを進めます 2.教員免許更新制導入の推進と、教員適性研修の充実をはかります 3.学校や教員の外部評価制度の確立を推進します 4.気軽にカウンセリングや相談指導が受けられる場をつくります 5.多様な人材を活用し教員のサポート体制を推進します 6.教師の事務負担軽減と学校経営の向上、及び学校事務の効率化に向 け学校事務改革(事務センター化含め)を進めます (5)障がい児などハンディのある子どもの教育支援を充実させます 1.特別支援教育の確実な推進のために、支援員・介助員確保のための財政支援を充実させます 2.保護者と学校・関係機関との連絡調整の役割を担うコーディネーターの配置を進めます 3.教員の専門性の向上をはかるとともに、特別支援教育に関する現場教師への研修を充実させます 4.養護学校生などへの就労のための個別指導・就労体験を拡充し、卒後の就労場所の確保を進めます 5.障がいをもつ子どもの就学前支援の充実をはかります 6.外国人児童や帰国子女への日本語教育のために、補助指導員の増員を推進します (6)不登校・いじめ・暴力など心の問題を解決するため、生活相談、学 習支援などを充実させます 1.スクールカウンセラーの小学校への派遣回数を増やします 2.出席扱いとする教師派遣指導や、パソコンを活用した在宅学習支援を促進します 3.適応指導教室の充実だけでなく、不登校生専門のフリースクールの設置を支援します 4.学校現場、児童相談所・教育相談所などの連携を円滑にするため、スクールソーシャルワーカ制度を拡充します (7)安全で快適な学習の場と健康に配慮した環境づくりを促進します 1.児童・生徒を犯罪から守るために、全小中学校への防犯カメラ設置とオートロック施錠を進めます。また警備員の完全配置とボランティアなどによるパトロール・監視体制を早急に確立します 2.老朽化した学校施設の改築や大規模改修を促進するとともに、校舎や体育館の耐震補強工事を早期に完了させます 3.学校内施設や設備の不良不備による事故をなくします 4.学校施設から吹き付けアスベストだけでなく、成型材などのアスベスト建材も完全に排除します。また、シックスクール症候群の発生を防ぎます 5.既設校舎へのエレベーター設置、普通教室の完全冷房化を促進します 6.校庭の芝生化、学校施設の屋上緑化・壁面緑化を推進します (8)多様な生活実態や能力に対応した高校教育を推進します 1.単位制、総合学科、昼夜間定時制など新しいタイプの学校整備を進めるとともに、チヤレンジスクールなどの充実をはかります 2.専門学校への先進科学技術学科の創設と、工業・商業・専修学校の教育内容の充実、及び啓発・PR支援を推進します (9)私学などへの入学金や授業料などの資金確保支援を強化します 1.標準的運営経費の補助内容の充実をめざすとともに、学校施設整備費助成も充実させます 2.私立高校(専修・専門学校含む)の入学・就学資金の増額をめざします 3.育英会奨学金の入学資金・就学資金貸与額の増額をめざします 4.私立幼稚園の保護者負担補助金の削減を防ぎます。また、幼稚園・保育園の無償化をめざします (10)生涯学習、文化芸術などの振興をはかります 1.小中学校での日本伝統文化伝承のため予算を増額します 2.都立高校の文化施設(図書館、音楽室等)を休日、平日夜間に地域開放します 3.文化芸術の向上に寄与する団体の保護育成と、伝統ある無形文化財や伝統工芸などへの助成を促進します 4.東京を芸術の集積地としてより発展させるために、若手アーティストの活動を支援します |
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